学術の動向
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海空宇宙のCOVID-19対応と今後のパンデミック対応に向けて
COVID-19に対応した船舶運航対策および認証動向
平田 純一
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2022 年 27 巻 3 号 p. 3_55-3_60

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抄録

 2019年11月に中国で発生した新型コロナウイルスは、世界を混乱に巻き込んだが、クルーズ船もその例外ではなく運行停止を余儀なくされた。2020年5月、日本海事協会は有識者、医療専門家、我が国クルーズ船会社、旅行会社から構成される検討会で議論しクルーズ船における感染症拡大の防止を目的としたバイオセイフティマネジメントシステムガイドライン(以下NKガイドライン)を策定した。この感染症に対する人類の叡智と科学技術を結集させた対策は日々進化しており、この変化に対応できるよう、NKガイドラインでは、自らを改善できる体制が必要と考えた。このため『手順の確立・実行・改善の確認』を認証の核とし、PDCAサイクルでのマネジメント確立を要求している。

 船舶の安全や環境保全について認証を行う船級協会である日本海事協会は、船舶に関する国際的な課題の解決に貢献していく。

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© 2022 公益財団法人日本学術協力財団
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