日本心理学会大会発表論文集
Online ISSN : 2433-7609
日本心理学会第84回大会
セッションID: SS-027
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公募シンポジウム
学校での心理学的支援のこれまでとこれから―アフターコロナで求められる心理学的支援の在り方―
竹森 啓子肥田 乃梨子庭山 和貴小関 俊祐佐藤 寛
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抄録

COVID-19禍において,児童生徒は休校という影響を受けた。長期間の休校は児童生徒にとって大きな影響であり,これは児童生徒のメンタルヘルスにも影響することが指摘されている。これまで児童生徒への心理学的支援として学級規模での介入がされてきたが,休校はこのような従来の心理学的支援の困難さも招いている。そこで本シンポジウムでは,これまでの学校での心理学的支援の実践例と有効性を振り返り,いわゆるアフターコロナにおける心理学的支援の在り方を検討することを目的とする。話題提供ではこれまでの学校での心理学的支援を概観し,実践例としてメンタルヘルスの問題の予防を目的とした介入と,行動支援を目的とした介入について有効性と実施の困難さを話してもらう。それを基に,今後の学校での心理学的支援の在り方や公認心理師に求められる形を検討する。本シンポジウムを通して,アフターコロナにおける心理学的支援の形について議論したい。

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© 2020 公益社団法人 日本心理学会
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